クラミジアの感染は留まる事を知らず、毎年一定数以上の患者が確認されています。症状に気付けなくても検査を受けることで簡単に発見することができます。

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クラミジアの潜伏期間は無自覚、無症状?

2011年にクラミジアに感染した人はおよそ2万5700人で、近年クラミジアに感染する女性が増えています。
症状が乏しいために婦人科を受診する機会も治療へとこぎつける機会もなく増え続け、16歳から25歳までに100万人を超す感染者がいると言われています。
ある高校で調査した結果では10人に1人が感染していたという報告もあります。

女性がクラミジアに感染しても、およそ8割の人は無自覚で気がつかなかった、無症状だったと答えています。
多くの場合は不妊症の相談に行った婦人科で発見されたり、妊婦検診の際に発見されます。
感染しても症状が乏しいのですが、クラミジア感染は不妊症の原因としても多いです。
中には子宮頚部の感染が上に上がって行って肝臓の周囲にまで達し、肝周囲炎になって激しい腹痛を訴えて救急搬送された病院で発覚するケースもあります。

しかし、8割の人が無自覚で無症状だったということは2割の人は気がついています。
どのような症状があったのでしょうか。
クラミジアに感染すると、性行為を行った2~3週間後に、水様性で透明でサラサラとしたおりものが増えます。
この2~3週間の期間が潜伏期間です。
おりものの悪臭や外陰部のかゆみはありませんが、おりものに気をつけていれば判る場合もあります。

また、子宮頸管炎や卵巣炎、子宮内膜炎を来していることも多いので、下腹部の違和感や軽い下腹部痛が起きることもあります。
生理痛でもないのに下腹部の痛みがある場合や、生理痛が激しい場合やおりものの異変に気がついた場合は婦人科を受診しましょう。

男性の場合は、性行為後1日から1週間の潜伏期間を経て、症状が出ます。
排尿時に痛みがあったり、しみたり灼熱感があります。
また、透明や乳白色のサラサラとした分泌物が出ることもあります。

男性の場合は症状が強いので医療機関を受診するケースが多いのですが、その際はパートナーの女性にも医療機関を受診するように促してほしいものです。
男性は泌尿器科へ、女性は婦人科へ行ってください。

クラミジア判断の基準とは

クラミジアの診断基準は、女性の場合は子宮頚部(子宮の入り口)を綿棒でこすって分泌物を採取します。
出血している場合は菌が見つかりにくいので、生理期間中は検査には不向きです。

抗原あるいは遺伝子検出法と言う検査が確定診断となります。
採血による血清診断もありますが、確定するためには抗原か遺伝子検出法となっています。
また、他の性感染症との鑑別のためにも、必要な検査なので、恥ずかしいとか抵抗があるとかと言う気持ちはわかりますが、きちんと検査を受けてください。

近年はオーラルセックスを行う人も増えているので、咽頭にも感染していることが多いのです。
喉がいたいとか喉の違和感がある場合は、必ずそのことも担当医に告げてください。
咽頭感染を疑う場合は生理的食塩水でうがいをしてもらい、その生理的食塩水を検査機関に提出します。

女性の場合、婦人科で内診台に上がって検査をされることに対しては抵抗を感じるでしょう。
しかし、綿棒でこすり取る行為自体は数秒で終わります。
また痛みはほとんどありません。
内診台に上がって足を広げている時間も1分もありません。

欧米では初潮が始まったら、婦人科にもかかりつけ医を持ちます。
そして、生理のことや避妊のことや体調で気になるのことなどを気軽に婦人科医に相談します。
これを機会に、婦人科医にかかりつけ医を持つことをお勧めします。
近年は、商業施設の中に婦人科クリニックがあったり、上下の階がブティックやビューティーサロンといった婦人科も多いので、それほど抵抗なく受診できるでしょう。

男性の場合は、泌尿器科で尿検査を行ったり尿道に綿棒を入れて分泌物をこすり取ります。
痛みを伴う上に、本当は菌を持っているのに陽性と出ない偽陰性となることも多いです。
そのため、パートナーの女性が陽性ならば、男性にも治療を開始する方針の医療機関が多いです。

男性もきちんと検査を受けてください。
そしてパートナーへ受診を促してください。

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