クラミジアの感染は留まる事を知らず、毎年一定数以上の患者が確認されています。症状に気付けなくても検査を受けることで簡単に発見することができます。

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HIVへの感染の確率もクラミジアで上がる?

心配している女の人

HIVは主に性的感染・血液感染・母子感染が感染経路となっています。
それはHIVが血液や精液・膣分泌液、母乳に多く含まれており、なおかつ粘膜や皮膚の傷を通じて感染するからです。
HIVに感染すると数日間の潜伏期間があり、その後2週間から6週間頃に多くの人が発熱・喉の痛み・筋肉痛・頭痛・下痢・リンパ節の腫れなどといった症状がみられる急性期に入ります。
その後数週間で免疫反応によりこういった症状は消え、しばらくは何も症状のない時期が続くのが特徴です。

この期間を無症候期と言い、この期間は数年から10年程と言われていますが個人差があります。
しかしこの間にもHIVは体内で増殖しており、免疫に大切な細胞が減り、それに伴い免疫力も徐々に低下していきます。
そして健康な人であれば感染しないような様々な感染症にかかりやすくなり、指定された23種類の日和見感染症のいずれかを発症している事で認定されるのがエイズです。

HIVに感染する原因として性的感染・血液感染・母子感染を挙げましたが、この中で最も多いのが性的感染となります。
HIVが含まれた精液や膣分泌液、血液などが性行為を通して相手の性器や肛門、口腔内といった粘膜や傷口から体内に入る事で感染します。
特にクラミジアに感染していると性器の粘膜が炎症を起こしやすくなり、HIVとの重複感染の確率も上がります。

またクラミジアに感染しやすい性環境下にある事も感染率が上がる大きな要因と言えるでしょう。
現在HIVに対する根本的な治療方法はありませんが、抗HIV薬によってHIVの増殖を抑えるが可能となっています。
治療の開始期間が遅れてしまうと、日常生活により大きな負担を強いられたり、生命の危機にも関わります。
早期の感染を発見できればエイズ発症の前に最良の治療を始める事ができます。
風邪と似ているのでHIVに感染したという自覚がなく放置してしまいがちな急性期に検査を受ける事、それに併せて定期的に検査を受ける事が望ましいでしょう。

HIVとはどういった病気か?

クラミジアに感染すると重複感染のリスクが高まるHIVは、将来的にはエイズ発症のリスクを抱えています。
実際の感染率はどうなのでしょうか。
日常生活の行為のなかでHIVに感染するリスクは非常に小さいとされています。
これは原因となるウイルスが精液や膣分泌液や血液中に数多く損じしており、普段の行動でこれらに濃厚に接触することは想定しづらいからです。
タオルを共用する、座椅子式便座を介した接触感染などのリスクはないので、感染力は脆弱と言えます。

適切な治療を開始する前提として、検査で確定診断をする必要があるわけですが、感染して1-2週間程度は抗体が出来ていないので、この時期に検査を行っても、HIV陽性反応が出ない可能性があるのです。
感染後6-8週間程度でようやく抗体を検出できる段階に入ります。
定期的な検査が重要なのは既述の通りですが、例えばクラミジアの症状を自覚したら、併せてHIV検査を行うことも推奨されます。

仮に検査の結果、HIV陽性反応が出たとしても治療は可能です。
完治は出来なくてもエイズの発症を防止すれば、平均寿命を全うすることも可能になっています。
そこでHIVの治療の主軸になるのは、抗HIV薬を3薬以上、併用する多剤併用療法です。
治療目標は血液中のウイルスが、検出限界未満にまで抑え続けることで可能な限り免疫機能を保持することにあります。
仮に治療効果により免疫能力の指標を示す検査結果が出ても、治療が中止されることはありません。
治療の成否は確実に抗HIV薬の服用を継続する点にかかっています。

治療開始時期ですが、早期に抗HIV薬の投与を行ってもウイルスを根絶することは出来ず、薬剤耐性ウイルスの懸念から、日和見感染症を発症する直前が抗HIV薬投薬を開始するのが、最適と考えられています。

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